DESIGNMAP

  1. TOP
  2. 未分類
  3. デザインとアートの違いはデザイナーの勘違い

デザインとアートの違いはデザイナーの勘違い

最近刊行されたデザインの本を読んでいたら、デザインとアートの違いについての記述が登場した。もう過去に何度も聞いたことがある話である。

デザインは問題解決で複数人で行う、アートは問題提起で一人で行うとか、デザインは客観、アートは主観という意見である。

本当にそうだろうか。
そもそもデザインとアートって対立概念ではなく、次元が全く違う言葉ではないだろうか。

アートである場所で拾った素材のみで作り、なるべく手グセが出ないような手法で作る人がいる。実際にその作品は単に拾ったものを並べているだけなのだ。パッシブで客観的な印象である。

一方でデザイナーで手書きのロゴを得意にしている人もいる。その人に頼むクライアントは、そのデザイナーのタッチに惚れて発注する。これなんかは主観である。

アーティストでもアーティストはコンセプトだけを作り、実際の制作は行わない人がいる。チームで分業で作るアート作品もある。

呪術的な役割を持つアートもある。例えば、雨を降らすためとか、獲物を取るためのアートである。これなんかは問題解決のためのアートである。

ロゴなんかはまさに現代では呪術的な役割を背負っている。

制作過程をオープンにして、制作過程すらも記録して作品にするようなアートもある。

デザイナーがクライアントや編集者と仕事をするように、アーティストも企画展を主催するギャラリー、購入してくれるコレクターなどの関係がある。

もっと書くとアートは過去の歴史や文脈からは自由にはなれない。一人で勝手に自由に作れるのがアートだというのはデザイナーの勘違いである。

スポンサーリンク

プロフィール

DESIGNMAP
制作ディレクター
ON VISITINGを制作・運営。
お問い合わせ